今回ご紹介するウイスキーは、「WILD TURKEY STANDARD(ワイルドターキー スタンダード)」です。
七面鳥のラベルがおなじみのバーボンウイスキーとなっています。
本記事では、ワイルドターキー スタンダードの特徴や味わい、おすすめの飲み方を実際に筆者が飲んだ感想としてお伝えしていきます。
ワイルドターキーの名前の由来
ワイルドターキーの名前の由来をご存知ですか??
1940年、当時の蒸留所オーナーであるトーマス・マッカーシが、仲間と野生の七面鳥狩りに出かけた際に持参したバーボンが好評だったことから、「ワイルドターキー」と名付けられたそうです。
名前の由来となった七面鳥は、ラベルにも象徴されています。
ちょっとした豆知識となりますが、ラベルイラストは、製品のリニューアルとともに変化しているんだとか。
もともと旧ボトルタイプは、七面鳥が正面を向いていたイラストだったが、近年の現行ボトルでは、七面鳥の顔が怖いという理由からすべて横向きになったいます。
特徴的な製造方法
一般的なバーボンの蒸留時アルコール度数は80度以下。
しかし、ワイルドターキーは、アルコール度数60~65度で蒸留されており、こうすることで樽詰めやボトリングも低い度数で行うことを可能にしています。
結果、加水の量を少なくできるため熟成過程のフレーバーや味わいを最小限に留めてボトリングできるのが特徴的なワイルドターキー。
また、熟成に使う樽は、内側が真っ黒になるほど焦げた「アリゲーター・チャー」と呼ばれるものを使用しており、その影響を受けて濃い琥珀色のウイスキーが仕上がっているんだとか!
テイスティング
飲み方は、ストレートの後、水割りやハイボールを試してみました。
【香り】
メープル
【味わい】
・ストレート
甘いバニラ味を連想させる。ふくよかで飲みやすい。
・水割り
優しい。菅田将暉の歌声並みの優しさ(笑)。
・ハイボール
樽の熟成感出る。ストレートの良さを受け継いでいる。
おすすめの飲み方
筆者のおすすめは、ストレートです!
アリゲーターチャーの影響を受けたバニラ感ある味わいが一番堪能できるからです。
しっかり酔いたい方はストレートかハイボールがオススメです!
しっぽり飲みたい方は水割りと飲酒シーンに応じて使い分けてお楽しみください。
商品情報
容量:700ml
アルコール度数:40度
分類:バーボンウイスキー(グレーン(穀類)、モルト(大麦麦芽))
蒸留所:ワイルドターキー蒸留所
生産地:アメリカ合衆国 ケンタッキー州 ローレンスバーグ
創業年:1869年
ワイルドターキー公式URL:http://www.wildturkey.jp/
価格:2,000〜3,000円ほど
入手方法:
コンビニやディスカウントストア、スーパーマーケットなどで取り扱いされている店舗があります。立ち寄ったお店で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください!
ワイルドターキーのその他の種類、ラインナップをご紹介
・ワイルドターキー12年
101プルーフ(アルコール分50.5%)のストレートバーボン。
一口含むと一気に拡がるスパイシーさとドライフルーツのように凝縮された甘みと香りが特徴です。
アルコール分が高いこと、即ちボトリング時の加水を抑えているため、原酒の持つしっかりとした味わいを楽しめます。
年間の寒暖の差が30度を超えるケンタッキーの地ではウイスキーの熟成も急激に進み、ピークを過ぎるとタンニンなど味わいを損ねる成分が出てくるため、概ねウイスキーの熟成は10年が限界と言われている中で、極めて状態の良い樽を厳選しその原酒をふんだんに使っているのが、このワイルドターキー 12年です。
・ワイルドターキー13年
バーボンの造り手として有名なラッセル親子が「まるで自分たちの子供のように」手をかけた13年熟成のウイスキーです。
チョコレートオレンジ、バニラを想わせる濃厚なコクが楽しめます。
・ワイルドターキー レアブリード
6年、8年、12年熟成の原酒をブレンドし、一切加水せずにボトリングされた樽出し原酒です。
バーボンのピュアな魅力が味わえる一本になっています。
アルコールは度数は、脅威の58.4%(笑)。
・ワイルドターキー マスターズキープ ワン
父子マスターディスティラー(蒸留責任者)それぞれが好むふたつの異なるタイプのバーボンをブレンドし、更に特別にトーストをした樽で追加熟成を行うというユニークな製法で造られたウルトラプレミアムバーボンです。