I.W.ハーパー ゴールドメダルの味やおすすめの飲み方を徹底評価

I.W.ハーパー ゴールドメダルの味やおすすめの飲み方を徹底評価

今回ご紹介するウイスキーは、I.W.HARPER GOLD MEDAL(I.W.ハーパー ゴールドメダル)です。
アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイヴィルで製造されている、バーボンウイスキーとなります。

価格帯は安いのに、ラベル色はゴールドなのでその分、味わいへの期待値が高まります(笑)。
本記事では、I.W.ハーパー ゴールドラベルの特徴や味わいを実際に筆者が飲んだ感想としてお伝えしていきます。

I.W.HARPER

I.W.ハーパーとは?気になる読み方も解説

「I.W.ハーパー」 が誕生したのは1877年。
まだ低級なバーボンが主体だった19世紀後半、都会的なイメージをもつ上質なスタイリッシュバーボンとして生み出されたウイスキーとなっています。

創始者は、弱冠19歳にしてドイツからアメリカに移民した、アイザック・ウォルフ・バーンハイム氏です。

ちなみに、I.W.ハーパーの読み方は、アイ.ダブリュー.ハーパーです。
名前の由来は、創始者の頭文字の「I.W」と、彼の無二の親友のフランク・ハーパーの名前から冠したと言われています。

ラベルの解説


I.W.HARPER GOLD MEDAL

ラベルに描かれたシルクハットに燕尾服のシルエット。
このトレードマークの紳士姿は、創業時の営業スタッフ、トーマス・ハーパーがモデルになっていると言われています。
彼の口癖だった言葉「It’s always a pleasure.(毎度ありがとうございます)」が顧客の心を掴み、次第にトーマス・ハーパー自体が同社の広告等のような存在になったことで、後年その姿がラベルに描かれるようになったようです。

I.W.HARPER GOLD MEDAL

また、「I.W.HARPER」を語るうえで外せないのが、ラベルに描かれた5つのゴールドメダルです。「I.W.HARPER」は、1885年のニューオーリンズ万国博覧会を始め、シカゴ万博( 1893年 )、パリ万博'( 1900年 )、セントルイス万博 (1904年) 、サンフランシスコ万博 (1915年) と、5つの博覧会で金賞を受賞したことから、ラベルに5つの金メダルをあしらうようになったんです。

この快挙により、生みの親であるバーンハイム氏は、ケンタッキー州より「偉大なるバーボン男爵」の称号を受けたんだとか!
かっこええ。

I.W.ハーパー ゴールドメダルをテイスティング、評価してみた

飲み方は、ストレートにした後、水割りやハイボールを試してみました。

I.W.HARPER

【香り】
ビスケットのような香りからメープル香へ変化します。

【味わい】
・ストレート
バニラのような甘味があってスムーズな味。
癖があんまりなくて、割とさっぱりしてるため飲みやすい。
しかし何か物足りない感じもある。

・水割り
ストレートの良さを残しつつ、さらにさっぱりした感じ。
マイルド感が強くなります

・ハイボール
激うまです!
ハイボールにすると穀類っぽさがより演出される印象。
シリアルでウッディな感覚です。

おすすめの飲み方

I.W.ハーパー ゴールドメダルおすすめの飲みた方は、ハイボールです。
グッと来た後、シュワッと来るあの感覚がたまりません(笑)。
バーボンらしく穀物風な味わいが楽しめます。

ハイボール

商品情報

容量:700ml
アルコール度数:40%
分類:バーボンウイスキー( グレーン(穀類)、モルト(大麦麦芽))
製造元:I.W.HARPER ディスティリング社
蒸留所:ヘブンヒルバーンハイム蒸留所
創業年:1877年
取り扱い企業:キリンビール株式会社
価格:2,000円ほど(700ml)
入手方法:
コンビニやディスカウントストア、スーパーマーケットなどで取り扱いされている店舗があります。
立ち寄ったお店で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください!

I.W.ハーパーのその他の種類、ラインナップをご紹介

・I.W.ハーパー 12年
独特なデキャンタボトルに入っている高級感が印象的なボトルになっています。
バーボンウイスキーとして、世界初の12年熟成タイプです。
現在は、原酒の安定的な確保が困難であることやボトル資材の入手が困難になっていることが理由で終売となっています。
ネットでは、定価以上で市場流通していますが、今後入手困難になることが予想されるため記念に1本保有していても損がないウイスキーです。

・I.W.ハーパー 15年

4年程度の短期熟成が定番だったバーボンとしては、異例の15年もの熟成によって生み出されたプレミアム・バーボンです。
もちろん12年と同様に終売品です。



・I.W.ハーパー プレジデント リザーブ

アメリカとバーボン、双方の歴史が200周年にあたる1989年。
ハーパーブランドから節目の記念にリリースを開始したという特別なバーボンが、プレジデントリザーブです。
オレンジやカラメルなどの甘酸っぱい香りや、若々しい樽の焦げた香りなどオークが織りなすエレガントな味わいが楽しめるのが魅力です。
現在は、オールドボトルの古酒のみで、現行品の流通がないため入手困難となっています。



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