これまでウイスキーを飲むときはハイボールの一択だった!
という方にお勧めしたい一冊がこちら
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「大人が愉しむウイスキー入門」
Whisky Magazine社のHall of Fame(ウイスキーの殿堂)に、日本人で初めて選出された輿水 精一 氏が手掛けたウイスキー入門書となっています。
ウイスキーを楽しむ極意
ウイスキーは、現在ではハイボールが飲み方の主流となりましたが、他にもストレート/水割り/オン・ザ・ロックス/トワイスアップ/ホットなど様々な楽しみ方があります。
本書では、そんな飲み方の基本とコツが分かり易く説明されているので、ウイスキーの引き出しが増えること間違いなしです!
特に、ストレートは、すぐに実践できる飲み方なのでぜひ挑戦してみてください!
ウイスキー史を学ぶ
日本人が初めてウイスキーに触れたのは、江戸時代にペリーが日本へ来航した事がきっかけだと言われています。
そこからスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダに並んで「世界5大ウィスキー」へと日本が足を踏み入れるようになるまでに果たしてどんなドラマがあったのか?
味を理解するには、まずは歴史を知らなければ!
日本人とウイスキーの関係性についてトレンドを追って学ぶことができます。
ものづくり哲学
著者の輿水 精一氏が、(株)サントリーのブレンダーとして「膳」・「座」・「無頼派」・「謎」などの企画制作に携わった際の裏話が知れちゃいます。
また、ブレンダーとして輿水氏がウイスキーと向き合ってきた、ものづくりへの教えがたまらなく深良いんです!
ここで、筆者がグッときた一言を紹介します。
「自らが感動する場面を積極的につくろう」
人は何に感動して、何に共感・共鳴するのかを理解するために、まずは自らが感動する人間であれ!!
あれ、最近いつ感動したっけ??
営業として働く筆者にも気づかされるものがありました(笑)
著者
輿水 精一 (こしみず せいいち)
1949年山梨県生まれ。山梨大学工学部発酵生産学科卒業後、1973年サントリー株式会社(当時)入社。山崎蒸溜所での品質管理・貯蔵部門などを経て、1991年ブレンダー室へ。1999年チーフブレンダーに就任。世界的な酒類コンペティションInternational Spirits Challenge(ISC)で、最高賞であるトロフィーを3年連続4回受賞した『響30年』をはじめ、様々なサントリーウイスキーの開発・ブレンドに携わる。2018年現在、サントリースピリッツ(株)名誉チーフブレンダー。2004年にISCの審査員に、2015年にはWhisky Magazine社のHall of Fame(ウイスキーの殿堂)に、いずれも日本人で初めて選ばれた。著書に『ウイスキーは日本の酒である』(新潮新書)、共著書に『日本ウイスキー 世界一への道』(集英社新書)、『ジャパニーズウイスキー』(新潮社とんぼの本)などがある。
書籍情報
出版社:筑摩書房
定価:800円(税抜)
出版日:2019年01月10日